人形を深く知るための本

人形を集めている過程で、こんなに本も集まってしまいました。
人形にも長い歴史があることに、今更のように気づかされます。

※現在、絶版のものもあります。
お問合せは出版社の方に直接お願いいたします。
※出版順に並んでいるわけでも、購入順に並んでいるわけでもありません。
並べ方の基準?一応あったはずなんだけど今では私にもわからない…(^_^;)

Barbie-Her Life & Times/ビリー・ボーイ編/グラフィック社(1988)

洋書の日本語版。前半がバービーの歴史、後半が著名デザイナーによるバービーのファッションショーになっている。
大きなカラー写真をふんだんに使った美しいビジュアル本。
著者のビリー・ボーイはセレブのようだがちょっとヘン…(^^ゞ
バービー大図鑑/中村双葉著/ネコ・パブリッシング(1996)

ビンテージから現代までの主要モデルを収録した、コレクター必須の本。
日本におけるファースト・バービー開発秘話は、プロジェクトXのようで感動的。
タカラ・バービーやバンダイ・バービーなど和製バービーについても詳しい。
私の座右の書である。

バービー大図鑑2/中村双葉著/ネコ・パブリッシング(1998)

前作の好評を受けて作られた第2弾。
前作以後の最新情報や、載せきれなかった事柄を中心に構成されているので、2冊とも揃えるのが通。

バービーファッション/ローラ・ジェイコブズ著/タトル商会(1994)

洋書の日本語版。10cm四方の本に、1ページに1バービーファッションが載っている300ページ余の小さい大著(?)
スーパースターフェイス以後はともかく、ビンテージ期はドレス1つ1つに名前がついているので、ちゃんと正式名を載せて欲しいなあ〜。マニア的には不満の残る一冊。
バービーからはじまった/茅野裕城子著/新潮社(2004)

新聞で結構大々的に広告を打っていたので買ってみました。パソコンの練習にとネットオークションを始めた作者が昔遊んだバービーにはまって買い捲り、ついでにバービーの歴史も語ってみましたという内容。昔からのマニアなら周知の事柄が多く物足りない。
ビンテージ物を落札しまくれるなんて、作家とは儲かるものなんですなあ。作品、読んだことないけど。
リカちゃんと昭和のファッションドールたち/中村双葉著/ネコ・パブリッシング(1997)

バービー大図鑑の中村さんの、こちらは日本の着せ替え人形中心の本。リカちゃん・ジェニー以外にも沢山のお人形が生まれ、消えて行ったことに感銘を受ける。
キャッスル訪問記や、年代別リカちゃん大研究他、コラムも楽しい。
こちらもコレクターなら揃えていたい1冊である。

女の子に愛されたファッションドール大図鑑/純子セラフィーナ著/同文書院(2000)

バービーからリカ、ジェニーはもちろん、欧米のファッションドールを広く紹介しているのが特徴。人形の歴史について全般的な流れをつかむのに適している。
フランスのファッションドールっておしゃれだなあ!

リカちゃんBOOK Vol.1/タカラ編/(2001)

トイザラスで購入。普通の書店では売っていないかも。
本というよりは、商品紹介カタログのようなものだが、巻末のアンケートに答えると、もれなくリカちゃんのドレス&シューズセットがもらえる。この本の値段より高いものがもらえるのでお得だよ!Vol.2以降が出たかは不明。情報求む!

ジェニーズコレクション/J.C.制作委員会編/ジャパン・ミックス(1998)絶版

ジェニー&フレンズのコレクター向けカタログ。オールカラーで写真が大きい所はいい。が、抜けも結構ある。年代順に並んでいないので、探しにくいのも難か。
出版社自体が現在なくなっているようなので、お問合せはご遠慮下さい。
古本屋やオークションで探してね。
コンプリート・ジェニー・ファイル/タカラ監修/グラフィックス社(2001)

ジェニーのコレクター向けカタログとしては、現在決定版といえる。
発売からのほとんどのモデルが掲載されているが、数が多い分、写真が小さいのが難か。
これ以後も次々と新モデルが出ているので、早く増補版が出て欲しい。(切実^_^;)
TOTOCOモデルにちょっと抜けがあるのが残念。
リカの想い出〜永遠の少女たちへ/香山リカ+土肥睦子編/ネスコ・文芸春秋(1986)

新古書店でたまたま発見。有名少女マンガ家たちのリカちゃん人形にまつわる想い出、がコンセプトらしいが中にはリカちゃんと縁がなく自分の子供時代を延々描いてるだけの方も…(^^ゞ
きせかえごっこ/青木光恵著/集英社ヤングユーコミックス(1997)

人形好きで有名な漫画家・青木光恵さんのイラストエッセイ。(最近はバービーコレクターとして、フィギュア王で連載していた時期もありますね)
バービーやジェニーの話がちょこっと出てくる。
想い出のリカちゃん/タケヤマ・ノリヤ編/河出書房新社(2003)

メルヘン系イラストレーターで、実は昔タカラのリカちゃん課に所属のタケヤマ氏が編集。
初代〜2代目リカちゃんを中心に紹介。実際のパンフレット(リカパン)の写真が豊富で参考になる。 懐かしいっス。

Jennyファッションクラブno1〜no5/日本ヴォーグ社

ジェニーの手作りドレスの為の型紙本。小物の作り方なども載っていて手作り派にはたまらない。no.4は市販服の型紙だけの本なので、私は持っていない。近所の図書館にもあるしね。
no.5は、当時、おもちゃショーのタカラのブースで無料でもらった。よっ、太っ腹!

Jenny復刻版・総集編/日本ヴォーグ社

手作りドレスの為の雑誌・ジェニー(1989〜1995発行)をファンの要望によりまとめたもの。
たまたま図書館で見つけた総集編2を借りたのが運の尽き、それ以後ジェニーにどっぷりハマったあげく、ホームページまで作っちゃうんだから、人生何があるかわからない。
私のドールブックシリーズ/日本ヴォーグ社

現在も年2回発行されている、手作りドレスの型紙本。
(→人形用語辞典参照。)
リカちゃんの方はさすがに最近買っていないが、ジェニーの方は新製品情報見たさについつい買ってしまう。
ホームページが一段落ついたら、またドレス作りを再開しよーっと!
Como 1999年8月号/主婦の友社

婦人雑誌がなぜこんなところに?といぶかる向きも多いと思いますが、実はこの号に私のドールコレクションが載っているのです。知人の紹介で、当初はコレクターのお部屋拝見みたいな企画になるはずだったのが、人形じゃ一般受けしないとの編集部の判断があったのか企画変更、寄贈された本を見てみたら、キティやディズニーなどメジャーキャラクターグッズ特集の中で読者コレクションとしてちょびっと紹介されただけという中途半端な扱いになっていました。全然話が違うじゃん。(苦笑)でも薄謝もらったのでまあいいや。本名と、なんと顔写真まで載っているので、探さないでね!

リカちゃんの少女フシギ学/増淵宗一著/新潮社(1987)図書館蔵

リカちゃんとママの家族関係とバービーの友人関係を比較して日米比較文化論を展開させる増淵先生。
文化論としては面白いけど、人形コレクター的要素は少なし。
お人形全般が好きな方なら読んでみるのも一興かと。
永遠のリカちゃん/増淵宗一監修/みくに出版(1992)図書館蔵

発売25周年記念に出版。監修の増淵先生はリカ・カルチャー研究で有名。
リカちゃん以外の人形や、関連商品も載っていて、内容が濃い。
リカちゃんの家系図も載ってるよ!シャルルのママの名はテレーズだったね。(人形用語辞典のミラモンド家を書いた時には忘れてた・・・。)
リカちゃん完全カタログ/タカラ監修/ぶんか社(1996)図書館蔵

こちらは30周年記念に出版された。ということは、35周年の'02年も出る計算になるな。楽しみにしてよーっと。 オールカラーで写真がデカい。読みごたえあり。
何箇所か切り抜きがあってプンプン。(マニアの仕業か・・・?)
みんなー、公共施設のものは大事にしなきゃだめだぜ!
リカちゃん大図鑑 愛蔵版/ヌーベルグー(2002)

35周年の'02年、やはり出ました、記念本。
30周年の時の本に比べると、値段のわりに薄いよーな・・・?
ドレス・人形バリエーションの紹介数や限定版に関するツッコミが足りない。今まで出ている本に載ってるからそっちを見てね、ということなのか!?
ファンシーダイアモンド・リカちゃんをやたらフィーチャーしてるのは1億とゆー値段のせい?
入門編としては充分なんだろうけど、マニア(俺だよ、俺。)には物足りない一冊。
写真は小さくても、全アイテム載せるぞー!くらいの気概が欲しいデス、はい。
(私が企画を立てるんだったら、そうするなー。)←えらそう・・・。
ネオドール/笠倉出版社(1999)

タカラが可動ボディ(SAJ)を出した頃、男子ホビー界でもドールブームが起こった。その頃雨後のたけのこのごとく発売されたムックのひとつ。
フィギュアの記事も多くいまひとつないのだがリカちゃんキャッスルの特集記事があるので今でも保存している。
まるごとキャラドール!/白虎かなめ監修/メディアワークス(2000)

ネオドールと同時期のもの。こちらはカスタムドール中心。
当時、白虎かなめ氏カスタムの蛍子ちゃんのシリコーンゴムボディには驚きました。
今じゃ荒木元太郎氏のユノアも普通に買える時代、昔は苦労してたんだなあ…しみじみ。
ドルパファイルスペシャル/ドルパ事務局著/講談社(2000)

ボークスドールを中心にカスタムドール作家インタビューや服の型紙まで。
そろそろ女性中心の誌面づくりになってきたな、という印象です。
この頃はまだ1/6サイズ中心でSDは発展途上という感じでしたが、いやあ時代は変わるもんだ。
コスチュームドールコレクション、ドールファッションブック/ねこのて&まゆら+造形村監修/婦人生活社(2000、2001)

当時新製品のお人形中心とアウトフィット中心と傾向は違いますが、同じシリ−ズなのでまとめました。
色々出てたんだねえ、と後から振り返って見てみると面白いものですなあ。
ハイブリッド・ドール/バウハウス(2002)

やや男子よりのホビームックではあるがリカ・ジェニーまで網羅していて読みやすい。
表紙に「進化する可能性を追求した新世紀ドールムック誕生!」とコピーがあるが続編は出たのかいな(笑)
この本でドール検索サイト「ドールサーカス」を知ったのが私には収穫でした。
ドーリィ*ドーリィvol.1〜以下続刊/グラフィック社

現在、季刊ペースで出ているお人形ムック。創作人形作家からファッションドールまで、幅広いラインナップと情報量には満足。ドール者にはつまらなくなった「フィギュア王」の代替として情報収集用に毎号買っている。
ワタシ的にはあ、服の型紙のページはいらないからもうちょっとお値段をお安くしてくれると嬉しいなー。(^^ゞ
お人形事典〜ファッションドール編〜/たいらめぐみ著/グラフィック社(2004)

1951〜現在までのファッションドール129体を紹介している。
基本的に1体2ページを使い正面+後姿を掲載している贅沢な作り。
あまり日本では見かけない外国製ドールの写真が興味深い。
解説が簡潔すぎて物足りないのと、お人形のバリエーションが少ないのが難か。
ドール総カタログ2005/グラフィック社(2005)

2004年に発売された1800点以上のドールを網羅したお人形イヤーブック。
こういうカタログ雑誌を待ってたんよ!見るだけで楽しく、参考になるので実際にお人形を所有しなくてもいいやあ、という気にさせられる。ホントにそれでいいんかいワタシ!?
スーパードルフィーパーフェクトカタログ1、2/朝日ソノラマ(2003、2005)

限定モデルから付属品、パーツにQ&Aコーナーまで充実した内容。
充実しすぎて覚えきれない。(笑)
この本を読んだだけでお腹イッパイ、実際にSDを所有しなくてもいいやあ、という気にさせられる。くどいようだがホントにそれでいいのかワタシ!? (物欲低下中…)
Dollybird vol.1〜以下続刊/ホビージャパン

ドーリィ*ドーリィと似たタイプのムック。ドーリィ…に比べると情報重視というより、スカした特集が多いので(あくまでも私見ね)立ち読みして気に入った場合のみ購入するようにしている。 あまり売っている本屋を見かけないのだが…
DOLLS 2003年3/4月号

韓国のドール雑誌。旅行に行った時購入。ハングル語表記なので読めないが、オールカラーで写真を見ているだけでも楽しい。
自国のミミちゃんは言わずもがな、SDからブライス、民族人形やカスタマイズまで内容は幅広い。
韓国でSDブームの下地はこのころ既に始まっていた。
HAUTE DOLL 2005May/June

アメリカのドール雑誌。某サイト様の紹介記事を読んで欲しくなり(笑)、ネットで購入。
こちらは英語なのでなんとか読める。
韓国のSD系ドールの紹介記事が日本ではあまり取り上げられないので興味深かった。
でも材質がSDより品質が劣る、とか書かれていて、うーむ…(^^ゞ

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